ゆーとびら!

小田扉先生ファンのブログ。漫画の感想や普通の日記など。まったり更新。

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信長協奏曲1巻(石井あゆみ)感想

前にも感想を書いた信長協奏曲」の1巻がでたので、改めて感想を書こうと思う。
信長協奏曲 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)信長協奏曲 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)
(2009/11/12)
石井 あゆみ

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ストーリー:日本の歴史に全くもって疎い高校生、サブローが突然戦国時代にタイムスリップしてしまう。そこで偶然でくわしたのが、自分の顔と瓜二つの男。それはなんとあの信長だった。病弱な信長は自分の代わりになってくれとサブローに頼み、そのまま城を去ってしまうのだった…

普段は何も考えてなくて適当だけれども、キメる時はキメる主人公。そんななので、彼の暗殺を企む者からは「何を考えているのか分からなくて怖い(主人公は何も考えてないだけなのだが)」と暗殺を断念されたり、城下の者にはうつけととられ蔑まれたりあるいは親しまれたりする。
歴史に疎くて飄々とした主人公を上手く織田信長のキャラクターとリンクさせて話を進めているのが、面白い。

とらえどころのない性格の主人公の言動がいちいちギャグっぽいので、歴史物語なのに読みやすい点も良い。

難を上げれば、タイムスリップが唐突だったり少しご都合主義ではないかと思われる展開があるかなと思う。まぁ許容範囲。

本誌の方を時々読んでいるけど、次巻も面白い展開がありますよ…とだけ言っておこう。

信長協奏曲(石井あゆみ)1巻、11月12日発売

ゲッサンで連載中の信長協奏曲の単行本が来月出る。以前、ゲッサン創刊号の感想を書いた時に「結構面白そう」と書いた。ゲッサンで知った作品の中で、唯一買おうと思っているのがこれだ。
ゲッサンスレや感想サイトでも結構好評。作者は新人らしい。

ストーリーは「タイムスリップした主人公が信長と入れ替わる」というもの。
ストーリーの概略だけ聞くと、ありがちだと思う人もいるかもしれない。でも、そうじゃない。
歴史物ではあるが、誰もが知る信長が題材である点と主人公が歴史オンチの現代人である点が、話を分かりやすく、そして面白くしていると思う。

絵は今風ではなく、少年誌掲載に見えない(下参照)。これが逆に歴史物のストーリーとマッチしていて良い。
信長

そして、この漫画、編集部の期待も高い様子。この漫画は創刊号から常にゲッサンの巻末に鎮座しているのだが、それについて公式ページには下記のように書かれている。

雑誌の最後を飾る連載というのは本来
(巻末企画や目次を除けば)読者の皆様が最後に読む漫画作品であり、
すごく大切な場所だと僕は信じています。
(中略)ゲッサンの殿軍をどの作家さんにお任せするか
本当にすっっごく長い時間考えました。
最後まで迷ったのが
あだち充先生の「QあんどA」と
島本和彦先生の「アオイホノオ」と
石井あゆみ先生の「信長協奏曲」の3作品です。

ゲッサン公式ページより引用

あだち・島本と並ぶルーキー。これが本当ならすごい期待されてるなぁ。そしてゲッサンの他の漫画がんばれ。

この漫画の欠点を一つ上げるとしたら、タイトルかもしれない。ジャケ買いされない感じがする。
だからこのブログでプッシュしてみた。

---
しかし、来月は「団地ともお」「よつばと」等等がぞくぞく出るので財布的にやばいなぁ。それよりも本棚のスペースがやばいが。
好きな漫画は新品で買って手元に置いておきたい、という人間にとって、好きな漫画が増えることは嬉しいけど困る。でも、嬉しい。

「銀と金」福本伸行

名作と名高いので読んでみた。
銀と金 (1) (アクションコミックス・ピザッツ)銀と金 (1) (アクションコミックス・ピザッツ)
(1992/07)
福本 伸行

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ストーリー概要(wikipedia)

面白い。カイジが初福本漫画で大変面白かったが、こっちの方が好みだ。

主人公の一人である森田が、銀王と呼ばれるすごい人(もう一人の主人公)を目指して、画商と心理戦を繰り広げたり、成金の青年とポーカー勝負したりしながら成長していく話。
知略と人脈と金で裏社会で名をなす銀王と、その銀王に見出された青年森田。両者とも魅力的なキャラクターである。
最近のカイジやアカギのようなダラダラ展開は少ないので、いろんな勝負が楽しめる。
ただ、未完なのが残念。森田の行く末を描いて欲しい。

カイジの映画をやるためか、コンビニ廉価本が結構置いてあるなぁ。

「脳の中の幽霊」と深夜の馬鹿力の空脳

伊集院さんのラジオの空脳のコーナーが結構好き。最近はぶっとびすぎて少し話についていけないことが増えてきたが、大学の時の私の卒論のテーマが大別すれば空脳なので、面白くもあり興味深くもあり。

で、昨日のそのコーナーでちらっとこの本のことが出てきた。
脳のなかの幽霊 (角川21世紀叢書)脳のなかの幽霊 (角川21世紀叢書)
(1999/08)
V.S. ラマチャンドランサンドラ ブレイクスリー

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切断された手足がまだあると感じるスポーツ選手、自分の体の一部を人のものだと主張する患者、両親を本人と認めず偽者だと主張する青年―著者が出会った様々な患者の奇妙な症状を手がかりに、脳の仕組みや働きについて考える。さらにいろいろな仮説をたて、それを立証するための誰でもできる実験を提示していく。高度な内容ながら、一般の人にも分かりやすい語り口で、人類最大の問題「意識」に迫り、現代科学の最先端を切り開く。


タイトルと装丁がオカルトチックだが、ちゃんとした脳科学の本。
具体的な事例を交えながらの話なので、分かりやすく面白かった。読んだのは大学生の頃なので細部までは覚えていないが。また読みたい。

アオイホノオ(島本和彦)感想。長文になった。

ヤンサンからゲッサンに移って新章始動の「アオイホノオ」。
現在発売中の1・2巻はヤンサン掲載分までなので、今から買って読んでゲッサン創刊号から続きを読むと良い感じ。
アオイホノオ 1 (ヤングサンデーコミックス)アオイホノオ 1 (ヤングサンデーコミックス)
(2008/02/05)
島本 和彦

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島本和彦について、「熱血漫画を書く人」「吼えろペン」「某ゲームのキャラクターデザイン及び一部作詞」などの知識はあったもの、島本漫画を実際に読んだのは「アオイホノオ」が初めて。
島本的ギャグが滅法面白い。なぜ今まで読んでいなかったのか後悔した。

島本先生の漫画家生活を元に描かれた過去作、「吼えろペン」。それに対して「アオイホノオ」は学生時代を元に描かれたものである。
おそらく「吼えろ」よりも「アオイホノオ」の方が脚色が抑えられている…と思う。「吼えろ」がかなり破天荒な漫画家を描いているのに対し、「アオイホノオ」の方はモラトリアム真っ只中の学生を描いているので、その印象の差もあるだろう。
そう、この漫画を短く説明するなら、「熱血モラトリアム」だ。「熱血」と「モラトリアム」。一見相反する状態だが、島本作品では熱く大げさに物事が描かれるのが常だ(たった2作品しか読んでないけど)。「モラトリアム」も例外ではない。

「アオイホノオ」では「自分は天才だから描けば漫画家になれる!でも、青春が大事だから今は描かない!」と思っている主人公が、上から目線で実在の人気漫画家を批評してみたり、芸大の才能ある人々や漫画界の新人の台頭を目の当たりにしてショックを受けたり、根拠のない自信で精神の安定を保とうとしたりする。クリエイターになろうとする若者の若気の至りが、無駄に熱く、大げさに描かれている。
第一話で、原稿用紙に枠線を引くのが難しかったことに
「プロのしきいは… 意外と高いぜ!!」
とショックを受けるシーンはその一例である。

また、この作品にはエヴァンゲリオンの庵野秀明監督(芸大の同窓生)を始め、有名なクリエイター、漫画家が実名でたくさん登場するのも特徴となっている。「吼えろ」では実在の漫画家は登場するが、実名ではなかった。
これも脚色が抑えられている、と感じた理由だ。
現在有名になっている人の学生時代や、その時代に存在した漫画やアニメの話など、当時の状況がいろいろと描かれていて興味深い。

ゲッサンの新章からは漫画の持込みの話になるようだ。
これから主人公がどうなっていくか楽しみだ。

あと、ヒロインのトンコさんが大変かわいい。見た目も性格もかなりいいキャラだと思う。ヒロインといっても恋人ではない微妙な関係で、その辺りの描写も好きだ。


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―ついでに。
「アオイホノオ」とは関係ないが、島本和彦で検索したらこんな動画があった。

炎の転校生主題歌
作詞・作曲:島本和彦 編曲:田中公平 歌:島本和彦

この原作者本人が歌うバージョンは、実際のアニメでは使われていないらしい。
アニメに使われた通常版は主人公役の人が歌っている(参考:通常版@youtube)。通常版の方が明らかに巧いし熱くもあるのだが、なぜか島本版の方ばかりリピートしてしまう。不思議な魅力である。歌の動画なのに「wwwwww」ってコメントがついているのもその魅力がなせる技だろう。

因みに、この作詞作曲の裏話は「燃えよペン」で読める。

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